Case

成功事例

 

耐用年数を経過したリアクトルの更新

製鉄

およそ30年稼働しているリアクトルの更新を行いました。

図面が無かった為、使用条件をヒアリングさせて頂き、現物を基に製作図面を作成、製品を納入いたしました。

概要

一般的に絶縁の劣化診断は非常に難しく、使用している製品を解体しなければ場合があります。
特に絶縁劣化の要因としては、熱や環境に左右されることが大半です

日本電機工業会資料(更新推奨時期に関する報告書より)によると、リアクトルという項目は御座いませんが、変圧器の寿命は15年(更新時期)であり、寿命限度は20~30年。一方、変成器の寿命は10年(更新時期)であり、寿命限度は15~30年と報告されています。

尚、当社絶縁設計は期待寿命として23年(200,000H)で設定していますが、周囲環境、使用環境により左右されます。

コイル素線絶縁と経年変化と内容

下記の表は当社としての経験上ではございますが、目視での判断基準の目安としています。

※但し、周囲環境によって色は異なります。(特に塵・埃の質)

定期交換の検討

寿命については、評価する事は非常に困難であり、終期・末期状態のものは点検・保守の頻度を上げて、管理して頂く必要があります。限界状態のものも含めて早期更新を推奨致します。

“限界を超えたまま使用し手遅れとなる前に早期更新をお勧めします” 

耐用年数を経過して使用しショートしたリアクトル

CONTACT

お問い合わせ

技術に関するご相談や
取材・工場見学に関するお問い合わせ

お問い合わせ・ご相談はこちら

お電話でのお問い合わせ

072-262-0860

平日 9:00〜18:00 ※土日祝日は除く