2001年に中国から来日して以来、20年以上日本で生活している齊さん。現在は管理部の資材や消耗品の調達を担当する購買部門で活躍しながら、3人のお子さんを育てるパパの顔も持っています。そんな仕事と家庭を両立させる齊さんに、羽衣電機での仕事の楽しさや将来の夢について語っていただきました。

若く活力にあふれる北田社長に惹かれて羽衣電機へ

──齊さんのこれまでのご経歴や、羽衣電機に入社するまでの経緯について教えて下さい。

山口大学の大学院で博士号を取得したあと、岡山にある機械加工の会社に就職しました。当時その会社には中国へ事業を拡大する計画があり、中国現地の管理職候補として採用されました。しかし、経済的な理由からその計画が無くなり、海外調達部門の部門長として働くことになったんです。

その後、コロナの流行をきっかけに会社が大手企業に買収され、徐々に海外調達事業を縮小する動きがありました。いずれ消滅するのは時間の問題でしたので、自分の居場所がなくなる前に転職しようと思い、羽衣電機へ入社しました。

──どのようなきっかけで羽衣電機を知ったのですか?

僕の友人が北田社長と懇意にしていまして、友人経由で紹介してもらいました。友人からは「おもしろい技術を持った会社があるけど話を聞いてみない?」という話をいただいたので、一回どのような会社なのか見てみようという興味本位で北田社長にお会いしたのが最初のきっかけです。

──羽衣電機を選んだ決め手は何だったのでしょうか。

羽衣電機の「奉仕と誠意の精神により豊かな人間社会の創造を指向する」という企業理念にとても心を揺さぶられました。私自身の理念として他人を思いやる精神を大切にしておりますので、自分の性格と同じ方向を向いている会社は働きやすそうだと感じたんです。

また、3代目社長である北田社長が、自分よりも若くて爽やかで魅力あふれる方だったのも大きな理由ですね。ご自身だけでなく会社も活力にあふれていると感じましたので、ここで働けば間違いないと確信しました。

困ったときはサポートしあえる社風が魅力。

──現在の業務内容を教えて下さい。

現在は管理部の購買部門に所属し、発注業務全般を担当しています。お客様からの受注に関する図面を技術部からもらい、必要な部品を外部のサプライヤーへ発注するのが主な業務です。そのほかにも、ネジなどの汎用部品や軍手などの消耗品の手配も購買部門の業務に含まれています。

──現在子育てをしながら働かれているそうですが、大変なことはありませんか?

小学生の男の子3人を育てていますが、学校に通わせたり急な病気で面倒を見たりと、決して楽ではないですね。しかし北田社長にはそうした事情を理解していただき、最大限柔軟に働けるように配慮していただいています。当社は8時から17時が通常の定時なのですが、私は朝に子どもたちを学校に送り出せるように、勤務時間を9時から18時に調整してもらっています。

また、子どもが急に熱を出したときなども、同じ部門の皆さんに助けていただき、有給休暇や半休を使わせてもらっています。

──会社全体にサポートする体制があるのはいいですね。

もちろん、私だけが特別扱いされているわけではなく、ほかの社員の方とお互いにフォローしあっています。先日インドネシア出身の方にお子さんが生まれたのですが、子育てと仕事を両立できるような、会社と現場スタッフの両方からのサポート体制があります。

こういった対応は、会社のメンバー皆さんの仲が良く、良い会社にしようという意識が強いからできるのだと思います。普段はお互いにワークライフバランスを取れるように配慮しますが、いざ緊急の仕事が来たときには残業もいとわずに一丸となって仕事にあたります。こうしたメリハリをつけられるところも、羽衣電機の働きやすさの理由なのかもしれません。

目標は対中国ビジネスの立ち上げ!いつか羽衣電機の製品を海外に輸出したい

──羽衣電機にはどのような人が向いていると思いますか?

その答えはとても難しいですね。というのも、がんばりたいと思う人ならどんな人でも活躍できるチャンスがある会社だからです。私や先ほどのインドネシアの方のほかにも、外国籍の従業員はたくさんいます。皆さんとても張り切って働いてますよ。

また、ご家庭の事情に合わせた働き方ができるので、小さなお子さんがいる方も安心だと思います。私のように勤務時間をずらす例もありますし、アルバイトの事務員さんは16時までの時短勤務に調整されている方もいます。会社全体で上手く調整するのが北田社長の方針ですので、まずは相談してほしいと思います。

──齊さんご自身の今後の目標を教えて下さい。

海外、特に中国との取引をもっと増やしていきたいですね。中国で部品を加工すると日本国内よりも安く作れますが、品質や納期には慎重にならなければなりません。もし輸入部品を社内で評価し、現地の品質や納期を担保できる管理体制を整えられるなら、会社に大きな利益をもたらすチャンスになると思っています。

加工部品の輸入が上手くいくようになったら、次は羽衣電機の製品を輸出するビジネスを立ち上げたいですね。そこまでできると、現地子会社の設立も夢では無くなるかもしれません。北田社長は「やりたいならどんどんやって」と言ってくれていますので、対中国ビジネスを通じて、会社に貢献できるような体制作りを進めていきたいですね。