今回は管理部主任の宮脇さんと、購買業務を担当されているメンバーの中山さんの2人にインタビュー。中山さんは前職でコンビニエンスストアの正社員を経験。その後、元々ものづくりに興味があったことと、「全く違う業種を経験したい」と羽衣電機に転職されたそうです。そんな中山さんと、上司として温かく見守っている宮脇さんに対談してもらいました。
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積極的な会話が、業務の進めやすさに直結する。
──まずは、管理部のお仕事内容を教えてください。
宮脇さん(以下、宮脇):管理部の主な業務は、購買と管理です。購買では、営業部門が受注した案件の部材を最適なサプライヤーに発注し、受入検査後に製造部に引き渡します。受入検査は納品前に寸法や動作などの確認作業を行う検査のことで、「品質管理」の役割も担っています。現在は私と中山さんを含め、社員4名で構成されています。
──中山さんはアルバイトから正社員として入社されたばかりですが、最初は当社にどんなイメージを持たれましたか?
中山さん(以下、中山):採用面接で工場を見学させていただいた際に職人さんたちが作業している姿をみて「凄く面白そうな会社だな」と思い、転職を決めました。入社後、真っ先に感じたのがほかの部署とも綿密かつスムーズにコミュニケーションをとれる「良好な人間関係」です。最初はわからないことだらけでしたが、どんな些細なことでも聞くと手を止めて教えてくれるんです。
──中山さんの第一印象について教えてください。
宮脇さん:カジュアルな雰囲気だったこともあり「今どきの若者だな」というイメージでした(笑)。ただ、実はそうしたタイプの方が素直で成長しやすいんです。実際、わからないことがあれば自分で調べた上で周りに聞いて吸収するなど、真面目に活躍してくれています。元々「将来的に社員登用を見越したアルバイト」として採用したので、半年後に「さらに伸ばして欲しいところ」などをお伝えし、正社員になってもらいました。
──管理部でのコミュニケーションや、日々の業務で大切にしていることは何ですか?
宮脇:今、管理部では個性溢れる4名が力を発揮してくれており、みんなが別々の役割を担っています。そのため、私から積極的に声をかけてコミュニケーションをとることが多いです。普段からメンバーに伝えているのは「情報共有の重要さ」です。また、時間があるときにはなるべく全員で集まり、会社から管理部全体に割り振られている年間のミッション(品質目標)の到達状況などについて、話し合うようにしています。
中山:正社員になるときに「部署外の関係性を深めた方が、仕事を進めやすいよ」と宮脇さんからアドバイスを受けました。その通りに、積極的にコミュニケーションをとるようにしたところ、業務がより円滑になり働きやすくなりました。普段から他部署のメンバーと関わることで「荷物を運ぶの手伝って!」と頼ってもらえますし、こちらからも相談しやすいですね。
誇張なく「毎日が面白い」と言い切れる仕事です。
──宮脇さんからのレクチャーで、役立っていると感じるエピソードを教えてください。
中山:今、購買として部材などの発注や見積もり、受入検査を任せてもらっています。業務上、メールでのやりとりが多い仕事なのですがこれまでは対面での接客がメインだったので経験がありませんでした。言葉選びや使い方などを一から教えてもらいました。例えば、喋り言葉のニュアンスで文字にしてしまうとそのつもりはなくても「上から目線」と捉えられてしまうことも。句読点1つとっても、相手にとってキツイ印象になってしまうこともあるため、最初はすべてのメールを宮脇さんにチェックしてもらった上で送信していました。今でも完璧ではないので精進している最中です。
宮脇:中山さんには負荷がかかりすぎないように、1つのことを完璧にこなせるようになってから次のことを徐々に任せるようにしています。受け入れ検査や見積もりなどを指導なく推進できるようになってきたので徐々に戦力として成長していると実感しますね。机を並べて働くことで、私も気にしやすく声をかけてもらいやすい距離で働いています。
中山:入社してから何の誇張もなく「面白い仕事だな」とずっと思っています。もともとものづくりが好きで、それに携わっていることもそうですが、例えば「メールを無事に送り終えた」という些細な出来事も小さなやりがいです。また、初めて自分で見積もりを依頼してから発注しその部材の受入検査までを担当してやり終えたときの達成感は今でも印象に残っています。
キャリアの集大成として、組織づくりに尽くしたい。
──大変に感じることや、それにどのように向き合っているかをお聞かせください。
宮脇:部材を調達する際、これまでは昔からの関係で融通してもらっていたものが、経営者の交代などで方針が変わり購入が難しくなることがあります。そのときは、ニッチ業界ならではの苦労を乗り越えて新たな取引先の開拓などに挑んでいます。また、お客様への納期が短い場合などは「どの工程で、どの部材がどれだけ必要か?」を現場に聞きに行って把握しています。スケジュールに間に合わせるために、縁の下の力持ちとして日々奮闘中です。
中山:「どの部材が、どんなときに使われるのか?」や「作業工程の理解」など、まだまだ覚えることが山積みです。当社の購買業務は奥深く、宮脇さんを目標にして一歩ずつ着実に積み上げていきます。
──今後、管理部として挑戦したいことや目標があれば教えてください。
宮脇:「組織づくり」にもっとシフトチェンジしていきたいです。今はプレイングマネージャーという立場ですが、まずは今抱えている業務領域を管理部のメンバーたちに任せられるように育成する方針です。その後は、当社の次世代を担う人材を育てていきたいと考えています。前職では人材会社で統括コーディネーターを任せていただき、何千人という方と関わってきました。そうした知見を当社の「組織づくり」に活かし、これまでのキャリアの集大成として全力を尽くしたいですね。
宮脇さんの個人インタビューはこちら
中山:個人的に挑戦したいことは、たくさんあります。尊敬する先輩たちのおかげで「わからないことがあれば、詳しく説明してくれる」という、成長しやすい環境が整っているので、もっとみんなの役に立つ購買になることが、目下の目標です。